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5月27日、東京北部ユニオンは往診歯科医院(練馬区大泉学園町)前での抗議行動を行ないました。

4月27日、理事長(院長)夫妻がAさんを呼び出し、その場で暴力パワハラ行為に及ぶというとんでもない事件が起こりました。Aさんは、身体的精神的打撃によって未だに仕事を休まざるを得ない状態にあります。

●4月27日、院内で起きた事態
①4月27日11時、理事長(院長)からの呼び出しで、Aさんが医院内の部屋に入りました。椅子に座ったところで、録音をさせないためか社用携帯電話だけでなく私物の携帯電話も取り上げられました。
②理事長が「改善指導書」と題する文書を読み上げている間に、理事長夫人が中に入り、背後のドアをふさぐように立ちました。
③「改善指導書」読み上げ後、Aさんが「これで終わりですね」と私物の携帯を取って帰ろうとすると、理事長夫人が立ちはだかり、「サインしろ」と迫りました。
④Aさんが自己防衛のために録音を始めたところ「やめろ」「切ってください」などと言って理事長夫人が携帯を奪おうとし、更に椅子から突き落とすなどの暴行をはたらきました。Aさんは足をひねり、またひっかかれて右腕の甲がみみず腫れになりました。
またAさんは心療内科にも受診し、「当面の間休職」の診断書が出ています。

ところが、往診歯科医院理事長は、「貴ユニオンが述べる『暴力的パワハラが存在しないことは明らか』」と完全に居直り、「支払いはA氏でしてもらう」とした上、4月過程で基本合意に達した「訪問営業」への復帰についても「院内患者を月に●件以上獲得することが義務であり、それを達成できていないのに、訪問営業に戻せとは、義務の意味が理解できていない」と、自らが提示した「復帰にあたっての条件」を完全にすり替えて「戻さないための条件」としてきているのです。

こんな理不尽な居直りは、不当労働行為であり、絶対に許すわけにはいきません!
訪問営業復帰の基本的合意は4月16日の段階で既に成立しており、その明文化と調印を残すだけです。当然のことながら、医療法人社団ケアライフとして合意を履行する義務があります!

私たちユニオンは、この暴挙を徹底的に弾劾し、理事長夫妻の謝罪・賠償と訪問営業復帰の履行を要求してどこまでも闘います。


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●「改善計画書」提出要求―処分策動を許さない!
理事長がAさんを呼び出し読み上げた「改善指導書」なる文書は、訪問営業復帰の約束については一言の言及もなく、ただただ「新規院内患者の獲得が不良」だと一方的になじった上、「5月6日に、院内患者獲得に向けての改善計画書の提出を求めます」「今後の改善が見られない場合には…懲戒処分を科す可能性がある」と言い放ってきました。

これに対してユニオンが当然にも拒否したところ、休業中のAさんに対して処分として「始末書の提出を求める」と文書を送りつけてきています。

私たちユニオンは、理事長夫妻の常軌を逸した暴挙を断じて許さず、Aさんを守り、訪問営業復帰をかちとるために、職場の皆さんと一緒に全力で闘います。
医療を金儲けの道具にするな! コロナ下で必死に働いている医療介護福祉労働者の皆さん。「五輪への500人の看護師動員」などあらゆる理不尽に声をあげていきましょう!

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医療法人社団ケアライフ・往診歯科医院院長は団体交渉に応じ、謝罪しろ!

★抗議先★
往診歯科医院(東京都練馬区大泉学園町1-32-21)
電話 03(6904)6431 
FAX  03(6904)6432

パワハラゆるさない